新居に移転しました
新居といっても人間はそのままですが。
はじめに
蛇コロンさんのおうちですが、ずっとプラケースを使ってきました。 毎日の水替えは洗面所までケージごと運んだり、うんちで汚れたりしたら消毒用エタノールでわしわし洗ったり、さらにたまに天日干ししたり…と便利ではあったのですが、冬場の温度があまり上げられず、そのせいか蛇コロンさんも便秘ぎみになったりということもあって買い換えを考えていました。
今までは、ガラスだと写真綺麗に撮れるよなーとか思ったり龍匠さんのオーダーケージちょうかっこいいよなーでも配送不可だからちょっと無理だなーとか考えてたんですが、今の棚上設置だと地震の時怖いなあとか、メーカー既製品のamazonレビューで結構割れてました報告があったりでそれも面倒だなあと思って結局いつも買い換えには至らず、の状態が続いていました。
で、最近プラケ蓋のフックが欠けてしまったのでそろそろ本気だして何か探そうと思ったんですね。 そしたらアクリルケース作ってる*1ねくすとさんでヘビケージがセールされていて、おおこれだ!とポチりました。
大きい商品なのに結構すぐ発送して頂いて(ねくすとさんありがたい)品物も無事だった(ヤマトさんありがたい)のですが、仕事が忙しく(ありがたい…)年末休みまでそのまま放置しておりました。 で、仕事が何とかおさまった翌日朝からいそいそと設営しました。
設置完了
どーん。お家タイプヘビ飼育ケージ! 台になってるキッチンラックの奥行きが微妙に足りず後ろ数cmはみ出ているのは内緒だ!
ライト取りパーツで暖突Mが設置できたのと、60x45cmサイズなのでワイドタイプのペットシーツがちょうどぴったりとなかなか良い商品です。 底には全面にホットカーペットの下に敷くようなアルミ蒸着マットを適当に切って置いたあと、暖突ゾーンと少しずらしてパネルヒーターを設置しました。 これで温度もかなりキープできるようになりました。というか室温がそこそこあれば暖突なしで大丈夫だった。
蛇コロンさんを放ったら隅々まで探検しだして、見ているだけでわくわくした。
ちょうどOFFにしてた暖突の上もチェック、このあとそのまま暖突上面でとぐろ巻いてたので、サーモ使ってこまめに入/切される場面では暖突上面に入り込まないようにしないとまずいかも…。
一通り探検し終えたあとは割と満足げに寝ていました。*2
設置してから思ったこと
衛生面
アクリルってエタノールでクラック入ったりするので使えない、という点だけは不便ですね…(言ったところでどうしようもない問題) 今のところ掃除には台所用の中性洗剤薄めて二度拭きでやっています。
しかし何かもっとクリアに殺菌できる良い方法はないものかしら、と思って色々調べていたらカエルツボカビの対策解説で「塩化ベンザルコニウム溶液に浸漬する」ってあったので、まあカエルで大丈夫なら爬虫類でも大丈夫だろうしかも清掃で直接じゃないし、と雑な考えで元旦に外出したついでに開いていたドラッグストアでオスバン*3を買ってみた。ちなみに切らしていたピューラックス*4も一緒に買ったので「正月早々こいつこの後めちゃくちゃ消毒するつもりだ…」って店員さんに思われたに違いない。
給餌面
引越後に初給餌したのですが、壁面が綺麗になったせいかアクリルに映り込んだ方のマウスにアタックして空振りにしょんぼりしていました…。次からは事前誘導気をつける。
総論
給餌後一週間程度で初うんちもしたので、まずは一安心というところです。概ね満足な新生活の滑り出しとなりました。
ヘビのケージサイズ問題はなかなか神学論争みたいになるテーマですが、しかしまあやっぱり伸び伸び(彼らの場合本当に文字どおり)としている姿は良いものです。
元気にやっております
Twitterではときどき写真を流してますがこちら放置しててすんません…。
この夏の暑さもおかげさまで何とかやり過ごしました。
この冬、パネルヒーターだけじゃ寒そうだったし冬に向けて暖突買おうかなあ…
こないだ東京駅のぐりこやに寄った時に買ったクリームコロンスティックのケース見せたらいそいそと入ってった蛇コロンさん。
ご満悦。
脱皮前の憂鬱
うちの 蛇コロンさんはだいたい1ヶ月半から2ヶ月に一度のペースで脱皮するのですが、この冬は3ヶ月くらい経って脱皮の徴候が出てきました。
冬眠しない程度の加温してたものの、代謝は下がるくらいの環境だったようでちょっと改善した方が良いのかも。
脱皮前は体表(というかウロコ)が白く濁ってくるのですが、だいたい見ててわかるくらいテンションだだ下がりというか、「ワイもうええねや…」みたいな感じが全身から滲み出て来るので、こう面白いというか、いつか話をする機会があるのなら「ねえねえ脱皮前ってどんな気持ち??」とまず聞きたいなと思う次第。
ちなみに5日くらい白濁コロンさんになったあと、1日で濁りが取れて次の1日で脱皮しつつ排便するパターン。
写真はエアプラントと流木の間に気配を消して隠れようとしている蛇コロンさん。(ぜんぜん隠れていない)
何となく気ぃ使ってハンドリングも控えめにしているのだけど、水換えの時とかにちょっと持ち上げたりしたらまあめんどくさそうな顔するのだよね。
はいはいごめんごめん、と戻しながら、脱皮終わったあとの我が世の春みたいなヒャッハー!ってなってる姿を思ってニヤニヤする日々。
近況のご報告
今年は飼い主がまだ不慣れですし冬眠はさせずに加温しております。わたくし末端冷え性なので、加温区域(20-25度くらい)にいる蛇コロンさんを捕まえてハンドリングする時とかは蛇コロンさんの方が温かいこともあって申し訳ないなと思うので、湯沸かしの温水で暫く手を温めてからお触りしたりしています。恒温動物とはいったい。
冒頭の写真は昨日未明に脱皮をしてテンションあげあげの状態の蛇コロンさんです。給餌しようと冷凍ピンクマウスを解凍しつつ人間が先にご飯を食べていたらいつの間にかケージ隅でとぐろを巻いていました。 拗ねたな、と思いながら写真を撮ろうとしたらストロボの電池がちょうど切れそうで、写真が露出アンダーで輪をかけてドンヨリした雰囲気に。
ピンクマウスが温まってから給餌をしたのですが、普段はピンクマウスをピンセットでぴろぴろと動かしてカプッとしてきたところをちょっと引っ張ったりしております。*1 今日は手元不如意でピンセットからマウスがぽろりしたところ、フリーの餌を咥えた蛇コロンさん。暫くそのまま呆然としており、口から出てるマウスをピンセットで摘んで引っ張ってやってから初めて飲み込みにかかるという、「お前それサバンナで同じことやってたら死ぬで(´・ω・`)」な個体、蛇コロンさん。
ちなみにその脱皮ですが、予定日が週末にかかったので意気揚々と三脚をセッティングして定点動画撮ったるでと鼻息荒くしていたのが結局日曜夜になっても脱皮せず諦めて寝て起きた翌朝、水入れに脱ぎ散らかした抜け殻とそのそばに大量のうんちがありましたとさ。 ままならぬ。
以上、スネークセンター訪問記とかネタが溜まっていながらtwitterで小出しにしている日々の蛇コロンさん情報をたまにははてブロに上げようかなという気まぐれエントリなのでした。
*1:普段の日常生活ではそんなに筋肉にトルクのかかることがないので筋トレ代わりにと思いまして
家族が増えました
この子です。
きっかけ
以前から爬虫類飼いたいなー、とはずっと思っていて、それこそ高校生くらいの時からヒョウモントカゲモドキ(leopard gecko で通称レオパ)かコーンスネークかなあ、とかぼんやり思っていました。
大学で一人暮らしした時は、下宿先から自転車でしばらく走ったところに爬虫類も扱う熱帯魚ショップがあり、アルフィーの坂崎さんブリードのレオパとかも売っていたのですが、まあお金もないので、トランペットが欲しい子みたいな感じで、ただいいなあと見ているだけでした。
時は過ぎて。
仕事で今年4月のジャパンペットフェアに視察行きまして、取引先様にどうもどうも盛況ですねタハハ、というお話をしたりして失礼した後、同行してた先輩が「これから俺は打合せなんで先帰るけど適当に見てきな」と言い残して颯爽と去り、お主誰に何てこと言うたかわかっておられますか本当にかっこいいですありがとうございます、と直帰なのをいい事にぐるっと回ってみたんです。
爬虫類の展示もあって、ああいいねえいいねえ、と見てたんですが、グッズのカタログや生体の値段とか見てですね、「あれこれって…一式買えるヤン…」と気付いたのです*1。さらば子どもの私、こんにちはオトナの私。
で、帰ってからちょっと本腰を入れて調べました。紫外線ランプとか餌の冷凍マウスかコオロギか、とか諸々考えると、UV必要なコオロギ食のレオパよりも夜行性でライト不要、冷凍マウスで良いコーンスネークの方が気軽で*2、何よりやっぱりヘビ買ってみたいワァ、ということで目標をコーンに設定。(※追記 すみませんレオパはライト不要でした。レオパの次に検討していたフトアゴヒゲトカゲとごっちゃなってました…。ブコメのご指摘多謝。)
自宅〜勤務先の間で餌の購入が複数店舗で可能なこと、エキゾチックアニマルを受け入れてくれる動物病院がこれまた複数あることを確認して、とりあえずお店に行って偵察しながらレプタイルズファン(雑誌)のコーン特集号とか買ったりしてイメトレしながら5月の東京レプタイルズフェアで購入することを計画。ぬふん。
お迎え
そして当日池袋で、景気付けにびっくりドンキーでハンバーグにビールを煽ってからサンシャインシティへ。色々見ながら迷いながら、川崎にあるショップさんが出品されていた1歳くらいのオス個体に、あっなんかいける、というのを見つけてモジモジしていたら「出しますよ?」と言ってもらってハンドリングしました。大人しく、かといってびびる訳でもない感じでひとしきり自分の手の上でうにうにとしているのを眺めてから、「この子ください」。
18,000円でした。
一応初めての爬虫類なのでということを伝えたら店員さんメモ用紙に飼育方法を色々書いてアドバイスしてくれて、だいたいはムックと同じ内容だったので色々安心しながらフムフムと伺って、これはいいお店に当たったなと思っていたのでした。 紙袋に入れてもらった子を妻の人に託して、プラケースとかヒーターとか湿度計*3をもろもろ5000円そこそこを物販で買ってほくほくしてたら妻の人が「脱皮してる」というので最初の脱皮をいきなり見逃す。
そんなこんなしながら、プラケの大きな荷物を抱えて電車に乗って、副都心線の隅の席がたまたま空いていたのでそこに座ってあとは帰ってセッティングだなと思っていたら妙に電車内が空調効いていて寒い。 さすがに人目のつくところでは出せないので、そっと紙袋の中に手を入れてプラの搬送ケースを握りしめて20分くらい、暖まったかなとそっと覗き込んだら手に寄り添うようにとぐろを巻くヘビ氏。まじでキュン死にするかと思った。
水入れ代わりの器を100均で買ってから帰宅してちゃきちゃきとプラケを軽く拭き、底に新聞を敷き、湿度計を貼り付け、温度を測り、ヒーターをつけてセッティングを済ませ水入れに水を入れてヘビを離すといきなり水を飲んだ。ほんとにゴクゴクって感じで飲まはるので愛らしい。たまらない。
名付け
そしてお越し頂いたからには、家族としてお付き合いさせて頂くには名前をつけねばならぬ。以前からこっそり決めていた名前、はてなの今はゾn…じゃなかったもうおられないレジェンド生物ブロガー*4の名前にあやかった名前。
「蛇コロン」
言った時の今まで見たことないドン引き顔の妻の人を「この子は誰が買いましたか」となだめて通称「ロン」で手を打つことになった。
そして日常へ
その日は色々疲れたりしてるだろうからそのままそっとして就寝。
翌朝いきなりウンコしていた。身体は全然臭わないのだけどウンコはさすがに臭くてちょっと笑った。 とは言え幸いなことに自分のウンコからは距離を取ってくれるので助かる。*5
その日の仕事帰りにピンクマウスS(@80円)を買って帰り、新聞紙を開けて「わぁ」ってなりながら*6流水解凍して*7どきどきしながら初フィーディング。
…にじり寄ってからパクっとあっさり食べた。 なるほど顎の関節を左右外して飲み込むというのはこういうことか、などと暫し眺める。知識が体験になる瞬間たのしい。
初めて飼育することもあって、「買いました」のエントリは排便、給餌、脱皮が揃ったらさすがに環境に慣れたということでそれから公開しよう、と勝手に決めていたのですが、購入直後に脱皮してしまったことで次の脱皮まで1ヶ月半くらいかかり、そしたら仕事が忙しくて結局そのままで今に至るという体たらく…。
ちょっと臆病なところはあるけれど*8、「あ、これ多分気に入って遊ぶだろうな」というもの(例えばラップの芯とか、カートン買いしたよなよなエールのダンボールとか)は大体ちゃんと遊んでくれる好奇心を持っていて、暑そうなときには膿盆に湿らせたキッチンペーパーを入れたらすぐ潜り込んだりとか、こう飼い主に「いま!いま意思疎通できた気がする!!」という気持ちを抱かせる能力に長けた個体で、なんというかこうやばい!自分が親ばかになってる!感も合わせてコーンさん半端ないです。
ということで、たまに写真をアップするくらいにはなりそうですが、ここに細く長く成長を記録していければと思っております。